83平方メートル以上の広さを持つゲストルームは、ゴールデンチークをふんだんに使ったアジアンスタイルのスイートタイプで、エレガントで落ち着いた雰囲気。ラルーでは、ほとんどのホテルスタッフが日本語に対応してくれることもあり、日本人にとっては便利で居心地良く感じるられるだろう。ダイニングの中ではやはり中華料理の湖光軒チャーニーズレストランがお勧めだ。一流シェフによる本格的な広東と上海料理に加えて、バラエティに富んだ台湾料理も楽しめる。また、プールサイドティハウスでは、サンムーンレイクを眺めながら飲茶や昼食後のデザート、アフタヌーンティも是非試していただきたい。2002年にアマンのテイストを踏襲したGHM運営によるホテルとして誕生したラルーは、20年の年月を経て独立系ホテルとしてすっかりその地位を確立したようである。
台北の喧騒から離れたラルーは、まるで時が止まったかのようにゆったりと時間が流れる現代の桃源郷とも呼べる場所に思える。豊かな自然と歴史文化を背景に、現世に生きる煩慮を忘れさせてくれるような素晴らしいレイクサイドゾートだ。