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ケープタウンにて
2025.06.02
FOOD & WINE, DISCOVERLY

ケープタウンにて

WRITTEN BY HIROSHI.K

5月にケープタウンを訪れるのは何回目になるだろうか。
冬のはじまりとは言え、日中の強い日差しと乾いた空気は何とも心地が良かった。

今回のケープタウンは、キャンプスベイ郊外のヴィクトリアロード沿いに建つ一軒宿、トゥエルブ アポストルス ホテル アンド スパにて5泊の滞在だった。
背後にはホテル名の由来でもあるライオンズヘッドから連なるトゥエルブ・アポストロス(12使徒)の荒々しい岩山が聳え立ち、正面には大西洋の大海原を臨む素晴らしいロケーションである。

70室もあるとは思えない外観とコンパクトなレセプションスペース、そしてバーとダイニングの雰囲気とスタッフの笑顔とフレンドリーなサービスは、ホテルというより邸宅に招かれたような気がする程に居心地が良く、チェックイン早々相性の良さを直観していた。
滞在中は毎夜レパードバーにてカクテルと南アフリカワインを楽しみ、朝食はレストラン、アズールでケープポイントから仕入れているというフレッシュオイスターとスパークリングを遠慮なく楽しませてもらった。
思い返せば、南アフリカではいくつもの素晴らしいホテルとの出会いがあったが、トゥエルブ アポストルス ホテル アンド スパもまた記憶に残りそうな素晴らしいホテルだった。

ダウンタウン、ウォーターフロント、そしてフランシュフックやステレンボッシュのワインランド・・・、エリアによって魅力と趣が全く異なるケープタウンにあって、自然とリゾートの雰囲気が感じられるキャンプスベイは特別な場所だ。
南極大陸へと向った際に泊まったザ マリーもキャンプスベイだったこともあり、当時の事を懐かしく思い、目抜き通りに建つレストラン、シンチラのオープンテラスにて大西洋に沈む夕陽を眺めながら過ごした。
大西洋の彼方水平線に沈む燦燦と輝く夕陽はサングラスなしで眺めるのは難しいほどに眩しく、キャンプスベイらしい華やかな雰囲気と喧噪を満喫した夕暮れ時だった。

今回は予定が合わず、行きつけのレストランFYNには行けなかった代わりに、Time Out MarketのSUSHIYAに立ち寄りおまかせ握りに舌鼓を打った。

そして、ウォーターフロント繋がりで、ザ サイロのルーフトップバーへ。ここもまた、ケープタウンで夕暮れ時を過ごすには絶好の場所である。潮風に吹かれながらシグネチャーカクテル”Spirit of the Silo”を味わいつつ、刻一刻と変化するケープタウンの街の様子を眺めながら忘れがたいひとときを過ごした。

そして、快晴続きだったこともあり、上空からケープタウンの街を眺めようと思い立ったようにヘリコプターでの遊覧飛行を楽しんだ。
ウォーターフロントから飛び立つとあっと言う間にキャンプスベイの端に到達して、トゥエルブ・アポストロスの雄大な山々を背景にした白亜のトゥエルブ アポストルス ホテル アンド スパが見えた。
機体は旋回して、キャンプスベイビーチ、クリフトン、DHLスタジアムそしてテーブルマウンテンとケープタウンの街が一望できるポイントに。改めてケープタウンの美しさを再確認した素晴らしい時間となった。
天候にも恵まれ、充実した6日間ながらもワインランドに立ち寄る事ができなかったのが唯一の心残り。次回はバビロンストーレンでの滞在の希望を胸に抱きつつ、ケープタウンを後にした。

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