2015.09.05
PEOPLE
ニューヨークでの再会
2015年夏、一人の男との再会を果たすべくニューヨークに降り立った。
知る人ぞ知る”世界一のトラベルエージェント”ビル・フィッシャーがその人である。
とある雑誌の記事で初めて彼の存在を知ったのは1999年夏の事。いつか逢いたい、逢えるであろうと記事を保管しつつ恋焦がれ続けていたところ、2011年カンヌで催されたとあるパーティの席上、偶然にも同じテーブルに居合わせたのが出会いとなった。感激と興奮のあまり、その時何を話ししたのか一考に思い出すことができないでいる。
そんなミスター・フィッシャーとはその後も何度か連絡を取り続け、ニューヨークのジャン・ショルジュでランチミーティングの約束を取り付けた。
彼の哲学やビジネスにかける思いについて今一度聞いてみたくなったのである。
御年81歳、第一線は退いたものの、今も会長職として業界に絶大な影響力を持ちつつ、新しくラグジュアリーホテルが出来たと聞けば、どこへでも真っ先に飛んで行っているのだそう。彼の足元にも及ばない知識と経験しか持ち合わせていないながらもそれでも共通の経験に基づいたホテルや旅先の話題に花が咲き、僕にとっては忘れがたく、この上ない至福の時間となったのは言うまでもない。
再会を記念し、当時雑誌に掲載された写真と同じ場所、コロンバス・サークルにて2ショット!
次もニューヨークか、或いは東京でか・・・三度の再会を約束してニューヨークを離れた。