天国に一番近い島でラグジュアリーダイブ！
世界で4番目に大きな珊瑚礁グレートアストロラーベリーフに浮かぶココモプライベートアイランド。このエリアで特に驚異的なのは、珊瑚全体の8割以上を占め、400種類を超えると言われるソフトコーラル群だ。フィジーの美しい珊瑚礁は「世界のソフトコーラル・キャピタル」とも称され、温かい海水や風で容易く損なわれてしまうほど生育が難しいソフトコーラルがいきいきと生息し、花が咲いたように色鮮やかな珊瑚の森を探検することができる。
ココモでは島に住む海洋生物学者のMsクリオナと共に、ソフトコーラルを守るアクティビティに参加できる。元気なサンゴの先端部分を切り取り、別の場所で繁殖させる作業だ。丈夫に育ってね、と願いながら海に戻した赤ちゃん珊瑚は、後日リゾートスタッフが成長した姿を写真で送ってくれる。“You saved the earth!”と笑いながら声をかけられ、何だか誇らしい気持ちになってしまう、プレシャスな体験だ。
このすばらしい海を一人でも多くのゲストに体験してほしいという願いから、ココモでは滞在中一回のDiscover Divingが料金に含まれている。PADIの5スター・ダイブリゾートに認定されているココモでダイブマスターを務めるMsハンナが、文字通り手取り足取り丁寧にレッスンをしてくれるので、ダイビング初体験というゲストも安心してトライできる。久しぶりのダイビングでナイーブになっていた私も、彼女の底抜けに明るい人柄と的確な指導のおかげでリラックスして美しい海を楽しむ余裕を持つことができた。
ココモで体験できるダイビングは、もちろんラグジュアリー。機材のセッティングと運搬、装着や海中への出入りもすべてダイブスタッフと船長が甲斐甲斐しくサポートしてくれる。
豪華で清潔なボート、ダイビング後の冷えて疲労した体に染みる熱々のココアやコーヒー、島で育てた食材を使ったクッキーとフルーツ。ゲストは煩わしいことは全てお任せして、ただ快適な空間で美しい海を楽しむだけという、王様気分でのダイビングを体験することができた。
例年5月～10月はマンタの群れがやってくるシーズン。マンタが見られる海は数多くあるが、シュノーケルでマンタの群れと泳ぐことができる海はそれほど多くない。フィジーといえばシャークダイブというイメージを持つ人が多いように、ココモの海でも一年を通してサメに出遭うことができる。“ベジタリアンシャーク”と言われるほど大人しく、人懐っこいサメなので遭遇してもご安心を。私が出会えたサメも優しい性格のようで、他の魚たちと共にゆったりと泳いでいる姿を観察することができた。
ココモプライベートアイランドの周囲に他のリゾートは一軒も存在しない。つまり、ダイビングやフィッシングでアウトリーフへ出掛けて行っても他のリゾートの船と出くわす心配がないと言うこと。人気のダイブスポットでは多くの船が集まっており、他のダイバーの存在が気になって集中できなかったという経験がある人も多いはず。ココモでは、リゾートがある島だけでなく、その周囲すべての海がプライベート。美しく広がる壮大な海を独り占めできるという贅沢は、海を愛するダイバーや釣り人にとってはこの上ない贅沢ではないだろうか。百聞は一見にしかず、ぜひこの驚きに満ちた海をぜひ自身の目で、体全体で体験して頂きたい。
