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ホワイトデザート 究極の南極旅行へ【前編】
2020.02.19
ACTIVITY, DISCOVERY

ホワイトデザート 究極の南極旅行へ【前編】

南アフリカのケープタウンから、プライベートジェット機で南極へ渡るという夢のようなサービスが始まった。
それは、地球上最も過酷でリモートな場所に建つラグジュアリーロッジ、”ウィチャウェイ キャンプ”を拠点にしながら、大陸の見どころとアクティビティを思う存分満喫する、まさに究極と呼べる南極旅行である。

旅の始まりはケープタウンでの滞在から。南極への出発予定日から逆算して2日前にケープタウン入りし、前日の出発前ブリーフィングに備える。
ホテルの部屋に、ホワイトデザート社から水筒やアイマスク等が入ったボックスと、ブリーフィング場所が記されたレターが届き、いよいよ始まる南極への旅の期待が高まる。
事前に渡されていたグッズリストに基いて準備した装備品一式を持参して、ブリーフィング場所へ。8日間の旅を共にする世界各国から集まった12名のゲストは、ここで初顔合わせとなる。
スライドを使っての滞在中のプランと注意事項の説明から始まり、ゲストが持参した登山靴、防寒具、ゴーグルや日焼け止めクリームといった装備品のチェックが、スタッフによって念入りに行われる。
出発時刻は変化しやすい南極の天候状況をギリギリまで見極める為、ブリーフィング時に発表される。我々は翌日22時のホテルピックアップ、深夜0時のテイクオフと決まった。

南極への足は、プライベート機として使われているガルフストリーム550(Gulfstream G550)。
深夜に飛び立った機体はどんどん南下し、漆黒だった空にやがて薄明かりが差し込みはじめる。そして機体は、快晴の空の下、見渡す限り氷と雪に覆われた南極大陸の玄関口、”ウルフズ ファン” の氷の滑走路に滑り込んだ。ケープタウンを発ってわずか5時間のフライトで、南極大陸に上陸。
Tシャツ姿で乗り込み、到着直前の機内で真冬の装いに着替えるのは何ともユニークな体験で、これも空路で南極入りする旅の醍醐味といったところだろう。夏の南極は日が沈むことのない白夜。ホワイトデザート、究極の南極滞在の始まりである。

“ウルフズ ファン(WOLF’S FANG)”からは、大陸内移動に活躍してくれるもう一つの機材であるベイズラーBT-67(BASLER BT-67)に乗り込み、空路滞在先となる“ウィチャウェイ キャンプ(Whichaway Camp)”を目指す。

30分のフライトでキャンプ近くの滑走路に着陸し、そこから30分の車移動で待望のキャンプに到着。見渡す限りの白銀の世界と、ゴツゴツした岩肌の上に建つドーム型の建造物の光景は、まるで違う惑星にでも来たかのようなインパクトと不思議な感覚を与えてくれる。
ドーム型の建物はポッドと呼ばれ、”ウィチャウェイ キャンプ”にはゲスト宿泊用の7つポッドと、レストラン、ラウンジ、シャワールームが連なったメインエリアのポッドがあるのみ。携帯もWifiも繋がらない、地球上で最も隔絶された場所に建つラグジュアリーキャンプである。

到着早々、ダイニングポッドに集まり朝食をいただきながらキャンプマネージャーによるオリエンテーションと、当日予定しているアクティビティプログラムの説明が行われた。
”ウィチャウェイ キャンプ”滞在中は、スタッフが常に天気予報を参考にしながら最適なプログラムを組み込む為、スケジュールが前もって確約されることはなく、前日の夕食時、もしくは当日の朝、アクティビティの詳細が発表される。
凍ることなく流れをたたえる川や湖、頂きを持つ幾つもの岩山、そして今も移動を続けているという途方もなく厚い大氷河と目前に迫る氷壁の風景・・・広大な氷原がどこまでも続く南極大陸にあって、キャンプ周辺の地形は変化に富み、そんな特有の地形が普段は体験することのない南極ならではのアクティビティを生み出し、ビギナーからエキスパートまで楽しませてくれる。
キャンプ到着日は、午前、午後ともキャンプ周辺を散策する軽いトレッキングを楽しみ、翌日のエンペラーコロニーへのデイトリップに備えた。

ツアーのハイライトのひとつであるエンペラーペンギンコロニーへの日帰りエクスカージョンは、到着した翌日に組まれた。前日オーダーしておいたランチパックと水筒、防寒具を持参してベイズラーBT-67に乗り込み、2時間かけてコロニーに向かう。
エンペラーペンギンは南極固有のペンギンで、体長は1メートル以上と現生のペンギンでは最大種であり、南極全土で46のコロニーに生息する60万羽が確認されていると言う。
魚類やオキアミなどを捕食することから、コロニーは海岸から数十キロから100キロ程度離れた場所にあり、内陸部に位置する”ウィチャウェイ キャンプ”から飛び立ったフライトの窓からは、やがて氷河によって形成された海岸線と、海に浮かぶ無数の流氷の風景が見え始める。

氷原の滑走路に降り立つと、コロニーを監視するスタッフがスノーモービルで待ってくれていた。座席の付いたそりに乗り、ガイドのナビゲートによってコロニーを探す。10分ほど走ったところで、雪の平原上に無数の黒い点が見えはじめ、近付くにつれウミネコのような鳴き声と共に、ペンギンの一羽一羽の動きが確認できるようになる。歩き回るペンギンに直立不動のペンギン、中には雪上に寝そべって滑走しているペンギンの姿も。その数ざっと3,000羽ほど。
群れとは一定の距離を保つ必要があり、肉眼では表情までは確認できないものの、愛くるしさは十分伝わってくる。それにしても何と過酷な環境で生態系を成しているものか・・・。

燦燦と降り注ぐ太陽光線の下、エンペラーペンギンとアデリーペンギンの様子を2時間程度観察した午後、再び同じルートをベイズラーBT-67で飛びキャンプに戻る。野生のエンペラーペンギンに出会えたという感動はもちろん、南極大陸内を飛行機で移動したことで、大陸の大きさと自然環境を実感することができ、南極に来たことを実感できる最高の一日となった。
明るい空はずっと変わらないものの、キャンプに戻った頃はすっかりディナータイム。シェフから料理の説明があり、バラエティに富んだ本格的なインド料理と共に厳選された南アフリカワインを堪能。心地よい疲れとともにちょっとした達成感を味わえた夜だった。

そして、そんな興奮が冷めやらない中、今回の旅のメインイベントとも言える南極点を翌日目指すいうことが発表された。いざサウスポールへ!

「ホワイトデザート 究極の南極旅行へ」【後編】 は、3月11日(水)公開予定

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