市内中心部を運河が縦横に走る美しい街並みから”北のヴェネツィア”とも称されるロシアの古都サンクトペテルブルクまでは、フィンランドの首都ヘルシンキから高速列車アレグロを使ってわずか約3時間半で辿り着く。
1824年に建築された歴史的建造物は、1875年にホテルとして生まれ変わり、幾度もの改修を重ねベルモンドホテルの前身であるオリエント エクスプレス ホテルとして1991年に再オープン。
現在に至るまで140年以上の長きにわたり、ロシアを代表するホテルとして君臨し続けてきたのがベルモンド グランド ホテル ヨーロッパである。
サンクトペテルブルクの目抜き通り、ネフスキー大通り添いに建ち、エルミタージュ美術館やカザン大聖堂、ハリストス復活大聖堂といった名所にも徒歩圏内という絶好のロケーションを誇る。

ヒストリカルなアールヌーボーが美しい全265室のゲストルームとスイートは、大理石やゴールドをあしらった調度品で飾られた豪著なインテリアが特徴で、ロシア帝政時代の気品を漂わせる佇まい。
一方で対照的なのは、パステルカラーが映えるヨーロッパの街並みをイメージしたカフェ”メザニン”で、ホテル中央部に位置する吹き抜けの空間となっている。
ガラス張りの天井から明るい陽射しが差し込む室内テラスでは、昼夜問わず優雅にカフェを楽しむゲストで賑わい、長年社交界で愛され続けてきたグランドホテルとしての風格が感じられる場所となっている。