2017年、ケープタウンのウォーターフロントに誕生したのは、想像を遥かに凌ぐラグジュアリーホテル、サイロ。
ホテル名の由来は穀物貯蔵庫のサイロに発し、世界的建築家であるトーマス・ヘザウィックは、アフリカ農業の歴史的象徴である６階建ての７棟のサイロとエレベータ付きの建物をラグジュアリーホテルへと見事に変貌させた。
コンテンポラリーアートのゼイツ美術館の上層階がホテルということもあり、6つのカテゴリーに分かれた28室のインテリアはモダンアートの要素を存分に取り入れたカラフルでスタイリッシュなデザイン。部屋に入った瞬間目を引く、5.5メートルという天井高から下がる巨大なシャンデリアと、鳥の巣を彷彿させる格子状の外に剃りだした半球面の窓ガラスは斬新で思いのほかスペーシャスに感じる。
オールデイダイニングの「ザ・グレイナリー・カフェ」は、レセプションのある6階に位置し、和食の影響も感じられるメニューはどれもが素晴らしく豊富なワインセレクションと共に、洗練されたアトランティックフュージョン料理を堪能できるレストラン。