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“地上最後の隠れ家”イビサ島でボヘミアンな休日を
2022.06.03
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“地上最後の隠れ家”イビサ島でボヘミアンな休日を

WRITTEN BY Mami.H

イビサ島―― この島の名を聞いてイメージするものはなんだろう。「世界一のパーティー・アイランド」、「クラブミュージックの聖地」として知られ世界中のクラバーたちを熱狂させる眠らない島。または、60年代にヨーロッパから若者が集まりヒッピー文化を創り上げた「自由の楽園」、フレディ・マーキュリーが愛した島としても有名だ。

享楽的で自由奔放なイメージが強いイビサ島だが、狂騒の南部とは対照的に北部は長閑で手付かずの自然に囲まれた美しいエリアだ。
古き良きスペインの田舎の景観を守るため建物の高さにも制限があり、島の人々によって大切にされてきた北部の端、美しいザラカ湾の入り江を見下ろすようにシックスセンシズイビサが佇んでいる。2021年にオープンしたこのリゾートはまさに秘密の楽園に佇むハイダウェイだ。

イビサ島にある自由な雰囲気や叙情的なムードのことを総じて「バレアリック」と呼ぶ。シックスセンシズイビサに一歩足を踏み入れれば、まさにどこか郷愁感がありながら陽気なムードを全身に感じることが出来る。
イビサンフィンカ(Ibizan finca)と呼ばれる農家スタイルの建築が周囲の景観に溶け込むような素朴さを醸し出し、同時にシックスセンシズらしい洗練されたエレガントさも感じられる。
シックでモダンな客室はナチュラルな色調でまとめられており、たいへん心地よく快適だ。何よりテラスから望む壮大なザラカ湾の景観には思わず溜息が漏れる。圧巻はマジカルアワーとも言われる夕陽が海に落ちる時間。部屋のテラスにあるデイベッドに身を横たえ、刻々と変わる空の色と海に溶けるように沈んでいく夕陽を眺めるのは言葉にするのが難しいほどの贅沢だ。

夕陽を堪能した後はメインダイニングのハサロンへ。ロマンティックにライティングされたレストランでイビサ島らしいバレアリックミュージックの生演奏に包まれながら島の幸を頂く。
リゾート内のガーデンで育てられたオーガニック野菜にイビサンチキン・イビサンポークといった島の鶏や豚肉、そして何と言っても新鮮なシーフード!
今回は、日本人には馴染み深いがヨーロッパでは地中海沿岸の一部エリアでしか食されていないタコをチョイス。驚くほど身が厚く大きなタコは程よい弾力がありながら柔らかく、ポテトをつかった甘みのあるソースとピッタリだ。
その他にも“世界一長い”テーブルがあるオーチャード・スペースや各店自慢の料理を楽しむファーマーズマーケット、プールサイドのファーマシーバー、”grow your own veg”というゲストが農作業に参加できる「ザ・ファーム」のワークショップなど、持続可能性に配慮されたユニークな美食体験を楽しむことが出来る。

もちろん、シックスセンシズを訪れたらシグネチャースパを訪れないわけにはいかない。
ヨギックマスターによるトリートメント、ファンクショナルフィットネスやアンチエイジング、数日間にわたって行うイマージョン…。ハイテクとハイタッチが融合した、世界屈指のウェルネスプラクティショナーの手によるパーソナルな施術が持ち味のシックスセンシズスパ。

今回はローズバーでのバイオハッキングを体験してみた。
燦燦と光を浴びて輝くザラカ湾を眺めながらリクライニングチェアに横たわり、宇宙飛行士のようなレッグスーツを装着。
手によるマッサージとは一味違い、360度から絶妙な力加減で加圧され、血行やリンパの流れを促し、筋肉がほぐされていく。足の付け根から爪先までを満遍なくマッサージされ、終わってみると足に溜まった長旅の疲れが完全に解消されていて驚き!
氷点下の冷気を浴びせて肌を引き締めるマスクや頭にかぶるヘルメットのような装置など、いつもの夢見心地のマッサージも良いが、全身がスッキリとリフレッシュできるバイオハッキングは新感覚で驚くほどの爽快感だった。

イビサ島初となる国際クラシック音楽祭「イビサ・クラシコ」を開催するなど、地元に根ざしたカルチャー体験のための新しい舞台にもなっているシックスセンシズイビサ。
音楽、アート、サステナブルファッション、ウェルネス… この島ならではのエッセンスを通じて自由に人生を謳歌するボヘミアンスタイルの休日を楽しむ。とおくイビサ島まで足を延ばす価値のあるリゾートだった。