かつて、皮膚疾患に悩む人が治療のために通っていた、アイスランドのブルーラグーン。今では、首都レイキャビックをはじめ、大自然とリトリートを滞在の目的とした人気の旅行先となっている。空港から車で約30分。1987年にオープンした温泉施設「ブルーラグーン」に、ラグジュアリーホテル「ザ・リトリート・アット・ブルーラグーン」が2018年に誕生した。
アイスランドにラグジュアリーホテルのイメージがない方も多いと思うが、ひとたびロビーに入るとそのイメージはかき消されるだろう。62のプライベートスイートとレストラン、スパを擁し、自然の風景からヒントを得て造られた外装は、周囲の大自然に溶け込む形で佇んでいる。1階と2階に部屋があるが、お勧めは1階。バルコニーの前に広がる鮮やかな青いプールの先には、苔むした溶岩が広がる大地が見え、バスローブに着替え椅子に座りながらアイスランドの大自然を感じることができる。ドラマティックな景色がインテリアにも入り込み、レセプションデスクやレストランのシェフ用テーブルなどには巨大な溶岩の塊が使われている。
チェックインしたときから、リトリートは始まっている。レストラン以外は、全てバスローブとスリッパでホテル内を歩くことができる。ホテルが用意してくれたバックを持って、お気に召すまま・・・。