クラフトジンを求めて ~楽園の風 “アマンプロ ファーム ジン”~
自由に海外へ行けるようになったらすぐに訪れたいリゾートの1つ、アマンプロ。
アマンプロがあるパマリカン島はフィリピンのマニラからリゾート専用機にて約1時間のところにある。
純白のパウダーサンドビーチと、エメラルドブルーの海とのコントラストが実に美しいプライベートアイランド。
ハンモックに揺られながら南国の風に癒される、ゆったりとした時が流れている。
アクティビティも豊富で、目の前のクリスタルクリアな海でシュノーケリングやサンセットクルーズを楽しんだり、プライベートビーチでロマンチックにディナーを愉しんだり、訪れたゲストは皆アマンマジックに魅了され、また戻りたくなってしまう。
そんなアマンプロのファーム・ジンは、リゾート内のオーガニックファームで育てられたボタニカルの風味を生かして作られたオリジナルスピリッツ。
パマリカン島で作られたこのジンは、一口飲むごとに明るく爽やかな南の島の香りが伝わり、また、そこに東南アジアの国々のフレーバーが組み合わさることで、このスピリッツにグローバルな感性と特徴的な風味を与えている。
アマンプロのオーガニックファームで採れたカフィアライム、レモングラス、ディルをキーボタニカルとし、フィリピンで人気の柑橘系の果実カラマンシーやタイバジル、ジンジャーのスパイス系の香り…と言った様々な自家製のフレーバーが組み合わされている。
眩い太陽の光が降り注ぐアマンプロのオーガニック・ガーデンは約2,000平方メートルの広さを誇る。
専属の園芸師を筆頭に、庭師のチームが丹精込めて世話をするこのガーデンには、島の豊かな自然そのものが息づいている。
専門のスタッフたちによる3年以上の苦心の末、フィリピンのアイランド・リゾートとして初めてオーガニック認証を受けた農園となった。
ほとんどの食材が空輸されている離島にあって、現在、レストランで使用される果物や野菜、ハーブの30%をこの農園で育てている。
アマンプロのゲストは、この美しくサステイナブルなガーデンを実際に見学することもできる。
ファーム・ジンに使用される少量生産の特注品であるスピリットが蒸留されているのは、フィリピンにおけるジンの歴史と物語が詰まった蒸留所 “Full Circle Craft Distillery”。
マスター・ディスティラーであるピーター・ウェストフォールはロシア革命の混乱を逃れ、1918年に家族とともにマニラに逃げ延びた。
ピーターと彼の家族は島の豊かな自然を心から愛し、約20年間もの期間、フィリピン中の群島を探検した。
トロピカルフルーツやボタニカルからエキゾチックなフレーバーやアロマを抽出したピーターの芸術的な仕事は、何世紀にもわたって受け継がれ、Full Circle Craft Distilleryによって現代に伝えられている。
アマンプロ・ファーム・ジンを作ろうと思ったきっかけについて、アマンプロのGMであるAudelineは「世界中でジンが人気を博しており、この機会にジンを通じて私たちの愛する美しい島を紹介したいと考えました。Full Circle Craft Distilleryの熟練した技術によって、私たちの島の精神を見事に捉えたファーム・ジンを作ることが出来ました。」と語っている。
こうしてアマンプロ・ファーム・ジンが誕生し、その香りと味わいは、遠く島から離れた日本にいる私たちを、あの天国のような美しい海辺へと誘ってくれるのだ。
アマンプロから届いたアマンプロ・ファーム・ジンを持って銀座のDハートマンへ。
ファーム・ジンを使ったジントニックを作っていただいた。
爽やかでフルーティーな味わいとトロピカルなアロマが、アマンプロの風を思い出させてくれる。
思い出を語っているとますます行きたくなってしまうアマンプロ。
次にアマンプロを訪れる時には、美しいサンセットを眺めながらアマンプロ・ファーム・ジンのレシピよりモヒートをいただきたい。
RECOMMENDATIONS
記憶に残るアマンプロのスペシャルディナー
マニラからリゾート専用機で約1時間の場所にあるネイチャーアイランド、アマンプロ。美しい海とホワイトサンドのビーチに囲まれた、最高のロケーションにて、ロマンティックなディナーを。
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時はクラフトジンブーム。国内でも続々と蒸留所が新設され、今や120を越えるブランドが誕生していると言う。ジンとは、穀物を原料とし、ジュニパーベリーを使って造る37.5度以上の蒸留酒のことで、これに様々なボタニカルを加えて各ブランドはオリジナルジンを名乗る。縛りが少なく、造り手の思いや個性が反映される自由なスピリッツとも言えよう。
そんなクラフトジンのことを知りたくなり、蒸留所を訪ねる旅に出た。