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日本のゴルフコース探訪【前編】
2021.01.26
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日本のゴルフコース探訪【前編】

WRITTEN BY Hiroshi.Y

世界中で愛され、老若男女問わずに生涯楽しめるスポーツの一つがゴルフ。ゴルフ競技の世界的な総本山とされるゴルフ組織R&Aが2019年に発表したデータによると、世界中には3万2千あまりのゴルフ場が存在しているとのこと。

ゴルフ場が最も多い国はアメリカ合衆国で、なんと世界の約45%。14,000以上のコースがアメリカにあって、名実ともに世界屈指のゴルフ大国と言えるでしょう。スコットランド発祥で知られるゴルフというスポーツは、広大な土地を有するアメリカにおいて、競技やレジャーとして、そして商業的にも大きく発展し、世界中に普及拡大してきました。

こちら日本はと言うと、全国に2,227のゴルフ場と3,169コースがあり、意外にもコースの数はアメリカに次ぐ世界第2位となっていて、日本もまたゴルフを身近に楽しむことが出来るゴルフ大国と言えそうです。アメリカ、日本に続くのは、カナダ、イングランド、オーストラリアという順で、国土が広く、英米文化の影響を大きく受けている国々の中に日本がランクインしていることはとても興味深く、日本の観光、レジャーを語る上でゴルフはとても重要でユニークなアクティビティだということを実感します。

国土の広さはそれほどではないものの、東西と南北に長く四季のある日本には、各地域の自然環境にあった魅力的なゴルフコースが点在し、我々ゴルファーを楽しませてくれます。総じてメンテナンスが良く、日本の庭園美を設えたゴルフコースも多く、質量とも世界のゴルフラバーに評価されるべき多くのゴルフ場がこの日本にはあります。

1903年に日本最初のゴルフ場が神戸に誕生して今年で118年。競技として、娯楽として、社交場として長い歴史とともに発展してきた日本のゴルフ文化を語る上で、全国にある素晴らしいゴルフコースを探訪することはとても意義があることです。

国内ではそれほど知られていない場所もあるかもしれませんが、日本が世界に誇るゴルフコースの魅力と価値を特集としてお送りいたします。第一回は、ゴルフ天国でもある九州屈指のシーサイドゴルフコースを紹介しましょう。トーナメント開催実績豊富なアスリートゴルファーが満足できる戦略性に加え、風景や食事も楽しむことができ、ゴルフの歴史を育んできた素晴らしいコースをお楽しみいただけるでしょう。

宮崎カントリークラブ

1960年、宮崎県で最初に誕生した歴史あるゴルフ場。宮崎の空の玄関口宮崎ブーゲンビリア空港から5分という最高のアクセスに加え、日向灘に面した天然の松林のなかに自然の起伏を巧みに利用した戦略性に富んだチャンピオンコースです。宮崎はプロ野球やサッカーJリーグの主要キャンプ地でもあり、冬場の温暖な気候が特徴。とりわけ黒潮の影響を受けるシーサイドのゴルフ場は、夏は海風の影響を受け涼しく冬は暖か、ここ宮崎カントリークラブでも真冬にセーターでラウンドできる日もあるくらい。

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ開催コースとしてしられるこのコース、バックティーからのヤーデージは6,585ヤードとそれほどではないものの、なかなかどうしてタフ。

適度なドッグレックやフェアウェイ真ん中に位置する大きな松の木がティーショットのねらいを限定し、また深く強いラフがミスに対するフェアな罰を与えます。ゴルフの基本を再認識させてくれる素晴らしいコースと言えるでしょう。いくつもの印象的なホールがあるなか、最もインプレッシブで難易度の高いホールはやはり18番ホール。距離が長く左ドッグレックのこのホール、セカンド地点から大きく登り傾斜がありグリーン面が見えず、さらに手前が高く奥が低い二段グリーンはクラブ選択が難しい。女子トーナメント最終戦の最後の最後にあまたのドラマを作った最終ホールに待ち受けるこの罠に是非チャレンジしていただきたい。

最後に、お昼に鯖の押し寿司である名物の「魚寿司」は是非ご賞味いただきたい一品です。

芥屋ゴルフ倶楽部

福岡空港から45分、玄界灘に面する糸島のシーサイドに位置する芥屋ゴルフ倶楽部は、磯の松に囲まれなだらかなアンジュレーションが活かされた、コースレート74.1を誇る難易度の高いチャンピオンコース。

名匠赤星四郎の晩年の傑作であるこのコース、正確で緻密な地形の読みからアンジュレーションに巧みに仕掛けられた氏の罠が、戦略性を高めています。

先に紹介した宮崎カントリークラブと同様、最近めっきり少なくなった日本を代表する高麗芝のグリーンです。私も苦手でありゴルファーにとかく敬遠されがちな高麗グリーンですが、完璧にメンテナンスされた高麗グリーンは、アンジュレーションに加えて芝目を読み切る技量としっかり打ち切らないと決して入らない登りのパッティングを要求する、極めて面白いグリーンです。

日本特有の芝であるこの高麗グリーンを完璧に仕上げたこの芥屋ゴルフ倶楽部こそ、日本を代表するゴルフコースの一つではあるまいかと思うわけです。このコースで毎年8月に開催される男子トーナメントKBCオーガスタでもこのグリーンで数多くのドラマが生まれています。2016年の石川遼選手の復活優勝も記憶に新しい名物ホールは、アウト(大門コース)9番ホール。広いフェアウェイながら海風に惑わされるこのロングホール、グリーン手前45ヤード付近のクロスバンカーに技量を試されます。

タフで歴史ある名門コースながら、夏のコンディションの良い日にはカート乗り入れも可能。日本の高麗グリーンという伝統を守りながら進取の気性で時代を先取りしていく芥屋ゴルフ倶楽部は、一度はラウンドして頂きたいお勧めのゴルフ場です。

晴れた日のクラブハウスから望む絶景の玄界灘は、長く記憶に残る情景となるに違いありません。

パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ

最後に紹介するのは、パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ、長崎県大村湾に面する日本を代表するシーサイドリンクスです。2010年の日本プロゴルフ選手権、2015年の日本女子プロゴルフ選手権など、男女メジャートーナメントを開催してきたチャンピオンシップコースです。

3つの海越えホールのなかでも、最も難易度が高いシグニチャーホールはやはり3番のショート。海風に負けずしっかりワンオンできれば、一日のラウンドも乗ってくること間違いなし。

その後に待ち受けるたくさんの戦略的なハザードや罠を楽しめるモチベーションとなることでしょう。ヘトヘトになりながらもこの難易度の高いアスリートコースでゴルフの醍醐味を堪能いただけることと思います。
長崎空港から陸路で60分と少々アクセスが厳しいですが、高速船だと約30分。アプローチからラウンドまで海を楽しめる日本では稀有なゴルフリゾート、わざわざ行く価値は十分。

レストランでは、広い窓から望む大村湾の雄大な風景に加え、イカスミを使った名物黒ちゃんぽんを堪能してみては。皆様のゴルフライフにいろどりを与える一生の記憶に残るゴルフトラベルとなることをお約束します。

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