
ワインと巡る日本の旅【後編】

勝沼での宿は、甲州市の奥座敷である笛吹川温泉別邸坐忘にとった
三千坪の敷地にわずか19室の客室、天然温泉の露天風呂付離れや
この宿に泊まる魅力の一つは、現存する日本最古のワイナリーと言




食事の後はライブラリーラウンジへ。ワインに纏わる書籍や雑誌に
ワイナリーにはそれぞれの思いやストーリーがあり、それが瓶に詰

と語るのは、「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦 さん。

夏の終わり、出会いとストーリーを求めて収穫前の北海道余市町へ
曽我さんは、栽培に適した地を求め、もっとも条件に見合う余市登

ワイン造りの為に育てるブドウは、ピノ・ノワールだけと最初から

「和を表現するのがコンセプト。ナチュラルワインで、里山を歩い
出汁のような旨味があり、一口飲めば、感動の世界が広がりますよ

畑にこだわる農夫として、理想の世界を探し求めていきたい。そし
同じく余市登、ワイナリーから徒歩5分にある「余市SAGRA」


木の香りに包まれた2室の客室とレストランは、お洒落で余市の自
食事は、その日に取れた北海道の食
「ドメーヌ・タカヒコ」はもちろん、「ドメーヌ・アツシスズキ」

「余市登に魅力を感じ、移住してきて更に想いが強くなった。ワイ
そして生産者とお客様の橋渡し的存在でありたい。」オーナーシェ

「ドメーヌ・タカヒコ」を始め、北海道の上質なワインと旬の食材
東京、 パリ、南仏の著名レストランで修業し、2010年に故郷北海道に
そんな探求心によって曽我さんをはじめとする”思い”を共有でき
五感に働きかける演出は素晴らしく、旬の食材をふんだんに使った



「故郷への想いと、故郷から伝える想い」深い郷土愛と流行に流さ
ワインと巡る北海道の旅を通じて感じたのは、触れたものが広大な

所変わって南国は宮崎。フェニックスの木が立ち並ぶ南国の宮崎で
高温多湿でたびたび台風の直撃を受ける、およそワイナリーのイメ
快晴の青空の下、海岸からもほど近く、標高150メートルの高台

もともと生食用のブドウ栽培が盛んだった都農町では、ワインを造
九州の土地は火山灰土壌で排水性は優れているもののカルシウムや


海から吹く心地よい風がもたらす海のミネラル成分も武器にした都
流石南国生まれ。樽熟が一目で分かるほど美しい飴色に輝き、トロ
今回の訪問の思い出と、造り手の情熱を感じながら心して楽しませ
”素晴らしきかな日本ワイン”今回の旅を通じて感じた率直な思い
今一度感じる”素晴らしきかな日本ワイン”いつもとは違う夏がも
RECOMMENDATIONS

ワインと巡る日本の旅【前編】
海外のワイナリーを訪れる度に感じる思いからすっかり遠ざかって

ワインと巡る日本の旅【続編】
ワインと人との出会いを求めて各地を巡る”ワインと巡る日本の旅”、好奇心と共に思い出したように身近にあるワイナリーを回るうち、それぞれの場所において魅力再発見とも言うべき感動と出会いがあった。
今回訪れた4つの場所は、言わば“日本海が育むブドウ”と生きるワイナリー。“ワインと巡る日本の旅”【続編】をお届けします。