クライストチャーチに降り立ち、マウントクックへ向う。その途中、やはり目にするのは想像以上の数の羊たち。ロングドライブでどれだけの羊を見たのだろう。現地のドライバーに、本当に羊が多いですね、と尋ねると、「もちろんさ、ここはニュージーランドだよ！」と笑いながら返事が返ってきた。

ビルなどない、広がる草原と羊の群れ、そしてその奥には美しい山々。ゆったりとした時間が流れている。壮大な景色を眺めながら、心癒されるドライブで旅は始まった。

次の目的地は、ニュージーランドで4番目に大きな湖、ワナカ湖。サザンアルプスの山々と青々とした空。その荘厳な景色が、大きな湖に鏡のように反映されている。風光明媚で素晴らしいロケーション。その湖畔に佇むファレケア ロッジ＆シャレーにて、ランチを頂いた。見た目も繊細で美しく、おしゃれな演出もあり、その一皿、一皿が絶品であった。

近くにワイナリーがあり、ワインも楽しめる。アットホームな雰囲気に数時間の滞在であったが、帰りが名残惜しく、またいつか戻ってきたいと感じた。

旅のハイライトのひとつは、世界遺産ミルフォード・サウンド。悠久の長い歳月をかけて大自然がつくりあげた神秘的なフィヨルドはまさに絶景。

エメラルドグリーンの湖や、海に向って豪快に落下する滝。ヘリでの遊覧飛行で空から眺めるフィヨルドランドの美しい地形は、息をのむような雄大な景観であった。 

今回ニュージーランドではとにかく、美しい景色に感動した滞在となった。手付かずの大自然が残るこの国では、人もやさしく穏やかな印象を受けた。